お知らせ・活動報告

ショートケア活動報告

早いもので2月も後半、19日は二十四節季の雨水。雪から雨へと変わり積もった雪も解けだす頃とか…。

ここ鹿児島も例年より寒さが厳しく雪も積もるほど。その寒さにも負けず水仙や梅が咲き誇っています。

暖かくなる春の訪れを草花と一緒に心待ちにしながら、2月10日のショートケア活動報告です。

今回は、前回からの続き【ペーパークラフトハンド】の仕上げと【たい焼き】です。

まずはクラフト。

前回バンドの切り裂きは終え、土台部分は組み立てていたので、地道にただひたすら編んでいく作業。

元々大人しい利用者さん達。作業に集中するのでショートケア室はシーンと静まり返っています。

前日寝不足で欠伸が目立つ利用者さん、体調を気遣い様子を見守ります。徐々に目つきが真剣になり、指先に力を入れる作業も手を抜きません。たわみもなく、丈夫な作品が完成。終わることはヘトヘトになっていました。

よし完成.jpg

一番細かい作業の多かった利用者さん、寸法も切り方もきっちり。固定するのに自分の手だけじゃ足りそうもなかったので、スタッフもお手伝い。一番最後に なってしまい、若干焦りが見られたので、大丈夫ですよと声をかけながら見守ります。見本は角ばっているのに丸くなってしまったと残念そうに話してました。

いく完成.jpg

追いかけ編みやねじり編みという違う編み方があるのに加え、持ち手を最後に加える難しい作業の多い利用者さん。長いバンドをきっちり編みこんでいきます。納得いかないと何度もやり直し。満足いく作品が仕上がり笑顔がこぼれます。

お完成.jpg

今回は出来上がった作品の撮影まで。それぞれ背景や小物を使い、素敵な写真が出来上がりました。

次はたい焼き作り。クラフトでお疲れ気味な利用者さん達ですが、気持ちを切り替えて調理開始!

まずはたい焼きの型作り。厚紙を使い、魚の形を作ります。

出来上がった型にアルミホイルを巻いて内側に油を薄く塗って準備OK。ホットプレートを加熱し、型を並べ生地を流し込みます。

ポツポツと穴が出来てきたら対になる1つにだけあんこをのせて、もう一つを上に重ねたら蓋をして蒸らしていきます。

中まで火が通ったら出来上がり。

型からうまく剥がせなくて、熱さに四苦八苦。キッチンはさみで切りとって一件落着。

たいやき完成.jpg

それでは出来立てを頂きまーすdelicious

生地も餡もたっぷりだったので1匹でお腹一杯。その割には甘さ控えめでとってもおいしくできましたheart04

コミュニケーションをとるのが苦手な利用者さん達。

積極的に話さないまでも、周りをよく見て自分から手伝いをしたり、逆に手を引いたりと自然に動くようになっています。

そして、嬉しい時おいしい時など笑顔は以前より多く見られるようになりました。

そんな変化の積み重ねが何より嬉しい私たちです!

次は、以前よりリクエストのあるお好み焼き。さて、今度はどんな発見があるでしょうかflair