ショートケア活動報告
9/21は世界アルツハイマーデーでした。
アルツハイマーデーはアルツハイマー病等に関する認識を高め、世界の患者と家族に援助と希望をもたらすことを目的としていると言われています。
ここ鹿児島でも観覧車のアミュランやソラリア西鉄ホテル、ドルフィンポートのなぎさタワーが、認知症支援のオレンジ色にライトアップされていたそうです。
オレンジ色はやわらかく、ぬくもりに満ちた色。この色の暖かさのように私たちも認知症支援が出来たら…と思っています
さて9/20のショートケア活動報告です。
今回は月見うどんとがね(サツマイモのかき揚げ)野菜の味噌炒め(へちまとといもがら)を作りました。
まずは、うどんの麺作りから。
材料の分量を量り、粉と塩、水を混ぜあわせます。
塩の分量が多くなってしまいましたが、大丈夫!心配ない心配ない。
うどん麺を作るのは2回目なので作業も段取りよく進み、気が付いたら足で踏んでコシを作る作業に。
汗びっしょりになりながら、ひたすら踏んで踏んで…
ほどよくまとまったら、伸ばして折りたたんで切っていきます。
折りたたむときに打ち粉をしなかったら、生地同士がくっついてしまい、もう一度伸ばして折りたたむ作業を繰り返します。
麺作りと並行して具の準備も。今回は月見うどんなので、ゆでたまごとかまぼこ、ネギそしてがねを入れます。
がね以外は準備OK。うどんを茹でる前に、がね作りに入ります。
がねとは、鹿児島の伝統的郷土料理でさつまいも人参などを細かく切って作るかき揚げのことです。
鹿児島の方言でカニ(蟹)のことをがねと言い、揚げたときの形がカニに似ていることからも言われています。
今回はさつまいも、人参、玉ねぎ、大葉、ちりめんじゃこをいれる具たくさんのがね。
具の野菜を細切りにして粉をまぶしたら、塩砂糖を加えて味をつけ、まとまるまで水溶きの粉を入れて混ぜて。
さっくり混ざったら、オリーブオイルで揚げ焼きにしていきます。
揚げ終わりの目安を香ばしい色がついたらと思っていたらちょっぴり固くなり、味見をすると「パリッ パリッ」とせんべいを食べているような音が…
色づかずに揚げると、ふんわり食感に仕上がりました。
欲張って野菜を切ってしまったため、揚げても揚げても終わらず(今回はショートケア後にスタッフが残りを揚げ焼きしました)
あとはへちまと、といもがらとピーマンの味噌炒め。
野菜の皮を剥き、細切りにしてカツオ味噌とショウガを加えて炒めたら、あっと言う間に出来上がり。
うどんの麺が茹であがったので、みんなで頂きます!
本当は温かいうどんにするつもりだったのですが、どんぶりがないことを忘れていて…
今回もぶっかけうどんにして食べることにしました。
麺のコシが何とも言えず、きちきちつるつるの喉越しがとっても美味しかったです。
がねもオリーブオイルを使ったため、脂っこくなく野菜のうま味に大葉やちりめんじゃこがアクセントになり、あまーく仕上がりました。
野菜の味噌炒めはお酒のつまみにもなりそうな、はたまた ご飯の友になりそうな味付けでおかわりの声もあったりして…
今回はお休みされた利用者さんがいたので、3品作るのに休憩なしになってしまいました
次はもう少しゆっくりのんびり作りたいなと思います。
9/27はおはぎを作ります!